市房山(1722m)
朝のキャンプ場にて | キャンプ場の掲示板 | いざ出発 | 杉の大木 | 鳥居 | 杉の大木2 |
3合目 | 4合目市房神社 | 6合目 | 木のハシゴを登る | 7合目付近 | 8合目より雪があった |
山頂まであと5分 | 市房山山頂 | 山頂より市房ダム方面 | キャンプ場より市房山 | キャンプ場にて パンを食べる |
市房ダムのつり橋 より市房山 |
市房山(1722m) 山岳概要 市房山は、熊本県第2位の高峰である。九州脊梁山地の北の雄を国見岳(1739m)とするなら、南の雄は市房山である。 山腹の4合目には市房神社があり、霊山としても知られる。登山道は種々あるようだが、一番ポピュラーなのは、キャンプ場から市房神社を経て、西面の尾根を登るルートである。 登山ルート 登山口はキャンプ場から入るルートと、車道を車で上がり3合目手前から合流する楽なルートの2つある。我々は、キャンプ場から入った。キャンプ場はとても整備されていて、芝生の広大なテントサイト、バンガロー、炊事場、トイレ、50台以上駐車可能な広い駐車場などとても充実している。充実しすぎてつまらないほどだ。 キャンプ場からしばらく車道を歩く。右にマスの釣堀がある。沢を渡ると鳥居があり、ここから登山道が始まる。登山道は、シイ、カシなどの照葉樹の森を通っている。樹木の案内板が数多くつけられていて勉強になる。 沢を渡り、2合目付近にくると神社を建立した時に植樹されたのだろうか、樹齢1000年を越えるような杉の大木がところどころ見受けられる。ヤクスギに匹敵するような立派な杉があちらこちらで見られる。 3合目には八丁坂の看板があり、これから市房神社までが急坂の連続である。しかし、意外とあっけなく市房神社に着いた。 神社にお参りして先を急ぐ。これから先は尾根道で急峻になってくる。8合目まで急な坂が連続して厳しい。ところどころ木の階段やハシゴがかけられている。慎重にいこう。 8合目より、熊笹の茂った疎林になってくる。すこし展望もきくようになってくる。 山頂の手前にニセピークがあり、そこからあと5分で市房山山頂に立つ。 山頂からの眺めは樹林が邪魔してあまりよくない。南に霧島連山がきれいに見える。天気が良い日には、雲仙普賢岳や阿蘇も見えるらしい。西面の市房ダムから人吉盆地にかけては展望が良い。 下りは来た道を戻る。道を改修したりしたため枝道などがあるので注意しよう。5合目付近が急峻であるが、3合目を過ぎれば傾斜が緩くなり楽になる。 アプローチ 車利用がベスト。JRなどは、不便過ぎて話にならないと思う。キャンプ場までは良すぎるほど車道がきれいに整備されている。昔は、もっと細い道だったのに3年前に久しぶりにここに来た時はあまりの変わり様に驚いた。 水場 4合目の市房神社には豊富に沢水がある。6合目にもホースで水を引いているが枯れている時もあるので、当てしないほうがいいようだ。 コースタイム(あくまでも参考タイムです) キャンプ場→(1時間20分)→市房神社(4合目)→(2時間10分)→市房山山頂→(1時間10分)→市房神社→(1時間)→キャンプ場 取材日:2001年2月11日 取材協力:K.Ebata R.Shinohara 写真:M.Nishimura |