GW屋久島新歓合宿

期間:2003年5月3日〜5日
山域:屋久島
メンバー:CL山田寛子(3) SL新谷元信(3) 長谷川さち子(2) 内田麻理恵(1) 
黒岩聖也(1) 小林真美(3) 西上原えみ(3) 本井睦也(1)
5月3日
(8:35)鹿児島南埠頭―(12:35)宮之浦港―(13:04)バス発―(14:35)紀元杉着―(15:20)林道入口着―(16:25)淀川小屋着
7:00に部室集合。遅刻する人もなく無事新歓合宿のスタートを切る。フェリーの中ではみんな良く寝ていた。屋久島で野口さんと耕太郎さんに会い挨拶を交わす。強烈なくねくね道をバスに揺られながら進む。林道をぼちぼち歩いた後、淀小屋で夕食を済ましホッと一息つけると思ったらもう寝る時間だ。明日は晴れるだろうか、どんなコースだろう、期待と不安が入り混じる中就寝した。(内田)

5月4日
(6:10)淀川小屋発―(7:35)花之江河―(10:10)宮之浦岳―(12:35)花之江河
 ―(14:10)淀川小屋着 
五月四日:昨日は全然眠れなかったが、睡眠不足という感じはなかった。外は寒く、皆で食べた朝食のラーメンと昆布茶が暖かくておいしかった。夜明けとともに出発。木の根が登山道を縦横にはりだしていておもしろい。途中木肌がスベスベした茶褐色の木を見つけた。「ヒメシャラ」というらしい。珍しかった。その後しばらく行くと花之江の湿原に出た。水が澄んでいてとても綺麗だった。おたまじゃくしの大群は少し気持ち悪かったが・・・。後半になると木の根は少なくなり、ゴツゴツした岩になっていった。滑りやすく危なかった。上の方から周囲を眺めるとそこは下界とは別世界。でかい岩がゴロゴロし、お花畑になっていて美しかった。頂上近くになると道がキツイ。何度もばてそうになった。そして、頂上到達。運良く晴れていたため、眺めは最高だった。20分ほどして下山。足がガクガクになった。(本井)

5月5日
 淀川小屋発(7:00)―林道入口(7:40)
朝から雨が降っていた。僕は雨というものはあまり好きじゃなかった。けど屋久島はよく雨の降るところだから仕方ないと思った。雨だったせいか1.5kmの道のりが長く感じられた。林道入口に着くとタクシーがいた。けどタクシーじゃ全員乗れないなと思った。タクシーの運チャンがマイクロバスを呼んでくれたみたいだった。紀元杉まで歩いた。紀元杉についた。行きのときあまり見ることができなかったので紀元杉を見た。すごかった。それからずっとバス停のところで待った。雨はやまない。寒かった。なかなか来なかった。ヒッチハイクをしたいと思った。けどそれが無理なことは分かっていた。9時半に紀元杉からバスに乗った。バスの中は居心地が良かった。S字カーブばかり続いた。けどあまり酔わなかった。バスは観光センターに到着した。晴れていた。いろいろ調べてみるとだいたい大丈夫だったが札が濡れていた。だから観光センターの中では店内をぶらぶらして何も買わなかった。適当にぶらぶらして外に出ると鍵のかかっていない自転車を発見した。よっぽどこの島は犯罪が少ないんだなぁと思った。それからスーパーのような所に昼飯を買いに行った。
 フェリー屋久島2に乗って鹿児島に帰った。昼飯を食べると大概は寝て過ごした。ようやく鹿児島に着いた。久しぶりの鹿児島だった。それから電車に乗って帰った。そして電車を降りて鹿大に着いた。(黒岩)
 
【雑感】
農学部 生物生産学科 3年 山田寛子
誰もケガせずに無事に終わって今ほっとしている。今回初めてCLをして、今までいろいろなところを人任せにしてしまっていたことがよく分かった。新歓合宿は1年生にとって、特別な思い出に残る合宿だということは経験上分かっていたつもりだったけど、計画段階では自分の優柔不断なところがでて、1年生にまで余計な気を使わせてしまった気もして、悪かったなぁと思う。日程的に宮之浦往復となって、少し物足りなかったかもしれないけど、人の多さの割には自分たちのペースで歩けたし、最終日は雨が降って屋久島らしさを感じれたし、1年生も楽しんでくれたようなのでよかったことにしよう。それにしてもさっちゃんのテキパキ振りには感心した。昨年の自分を思い出すとハズカシイ。みんな、おつかれさん。

理学部 物理学科 3年 新谷元信
 今回、体の調子が悪く2日目は一人でテントキーパーをした。うまく体調を整えることができなくて迷惑をかけてしまった。ごめんなさい。これからはうまくコントロールすることが課題だ。しかし、初めてテントキーパーをしたがそう悪いものでもなくそれなりに楽しかった。

農学部 生物資源学科 2年 長谷川さち子
毎日晴れてチョー最高♪道もきつくなかったし、ピクニックみたいだったよん。鯖ぶしもGoo!ビールもなんとなくうまいと思えるようになったが相変わらず、ぼんやりとした不安。人生の多くは無意味で空しいものである。しかし一時の煌きがあまりにも眩いのでこの事実に背くことができる。

水産学部 水産教員養成課程 1年 内田麻里恵
先輩達のリーダーシップと手際のよさに感激した。
二泊三日は本当にあっという間だったけど天候にも恵まれ良い合宿だったと思う。

水産学部 水産学科 1年 黒岩聖也
 屋久島登山は疲れた。登りきれて良かった。もうずっと宮之浦岳に登っていなかったので少し登りきれるかどうか不安だったが、登りきれて良かった。

医学部 保健学科 3年 小林真美
期待と不安いっぱいにフェリーに乗り込んだ。ついに屋久島に行くことができる。
私はこの旅立つ前の自分が好きだ。これから何が起きるのだろう。緊張感がたまらない。
特に屋久島は以前から訪れたかった場所のひとつ。3日後の自分が楽しみだ。
宮之浦港に到着。今日は淀川小屋まで行くことになった。私はこの日ザックの重さに嘆き、私の体力不足を実感することになる。そしてビビリだということ。
2日目は天気快晴。宮之浦岳を目指す。10時10分宮之浦岳登頂。気分は最高。しかし私が想像していたほどの感動がない。悲しい現実だ。あーもっと屋久島を満喫しなくては。
3日目は最悪だった。雨に濡れ、体は震え、車に乗れば酔って吐き、せめてもの救いはフェリーで酔わなかったこと。私はこの筋肉痛といつまでつきあうのだろうと冷静に考えたものだった。
最後になりましたが山田さん、新谷さん、長谷川さんお世話になりました。山田さんの心づかいは私も見習いたいと思いました。そして内田さん、黒岩君、本井君、えみちゃんありがとうございました。

医学部 保健学科 3年 西上原えみ
今回の登山は、準備の段階からとても楽しみにしていた。フェリー、バスで酔うこともなく淀川登山口まで行くことができ、今回はついていた。
2日目は快晴でとても気持ちがよかった。今回は日にちの関係で縦走が出来ず残念だったが、そのおかげで荷物も軽く、風景を楽しみながら宮之浦岳に登ることができた。淀川小屋ではビーバーが見られなくて残念だった。新谷さんと山田さんが物まねをしてくださったが、それが語り継がれているのだろうか・・・?!
3日目は雨でとても寒かったが、屋久島らしさも体験できてよかった。今回の登山を計画してくださった皆さんに感謝します。ありがとうございました。

理学部 生命化学科 1年 本井睦也
今回、僕は、貴重な体験をさせてもらった。関西では見ることのできない屋久島の自然の雄大さ、美しさをこの目で見ることができたことの喜び、みんなと一緒に食べる飯のうまさなど登山することのプラス面や、反面、山の恐ろしさも体験した。夜トイレに行って帰り迷ったこと、山の夜の寒さを侮っていたことなど、自分の山への認識の甘さを痛感した。その他、借り物のヘッドライトを壊したこと、忘れ物をしたことなど反省することはたくさんある。しかし、機会があれば再び行ってみたいと思う。最後になりましたが、迷惑ばかりかけていた自分に暖かく接してくれた先輩方、本当にどうもありがとうございました。