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冬山合宿蝶が岳長塀尾根

メンバー
渡辺(5)
渡嘉敷(3)
松田(2)
黒岩(1)

12月25日
部室〜西駅〜宮崎〜フェリー
いつもどーり出発。竹竿がやたら長くうっとうしい。フェリーで浜田さんという方にビールをおごってもらい早くも酔っぱらいつつフェリーは進む。ごちそうさまでした。

12月26日
大阪〜松本〜駅ビバーク
忌々しいJRの旅。松本ICIで黒岩が10万円を越える買い物をし、皆を驚かす。待合室で寝ようかと思ったがおちつかず、結局寝袋を広げる。松本でも大雪。上高地ではけっこう降ってるだろうな〜。

12月27日
松本〜釜トンネル〜小梨平〜徳沢
エスパのバスターミナルから中ノ湯行きのバスに乗る。約一時間で釜トンネル前到着。もういきなり釜トンネルなので、プラ靴はいてなかったりスパッツ付けてなかったりして慌てた。トンネルの中が以外と坂で疲れる。凍結していなくて安心はしたが。出口には確かに小さなルンゼがあり、大雪の後は雪崩れそうだが、今日は積雪自体がすくなくて何となく安心?大正池も降雪で視界が悪い。年の瀬だというのにトラックはガンガン通っていた。河童橋まで圧雪されていた。河童橋から先はトレースをたどり徳沢へ。冬季用便所の前にテントをはる。上高地は大正池、小梨平、明神に冬季用便所があり、「ひとたび入山したら大便小便やりたい放題」なフツーの冬山とはやや違う。水作りの際、二つあるポリタンクのうち1つに穴があいていることが発覚し、以降毎朝500ml程度の水を作らねばならぬことになる。

12月28日 ド快晴
3:30起床 6:30発 11:30約2200m付近でテント 13:30長塀山 14:30帰幕
 水を少し作ったとはいえ、なんだこの出発の遅さは。気を取り直して小屋の裏から尾根に取り付く。トレースがばっちりついていてツボ足で余裕。特徴のない尾根をひたすらトレースを追って登る。ペイントや赤布が豊富にあり、70枚も用意した赤布は一枚も使用せず。トレースがなかったら、ペイントや赤布が夏道風に(トラバースを多用して)つけてあるのでラッセル直登派には分かりにくい尾根だ(スノーシューにはよかろうが)。
 2000mあたりから黒岩が「膝が痛い…かな?」と言いだし、全く登り甲斐のない弾丸トレースで無理してもしょうがないので2200mあたりでテントを張る。後続が大量に上がってきた。テント設営後、黒岩を水作りに残し、あわよくば蝶を狙いつつ偵察に出る。テント場から少し登ると低木の間に雪が積もるいやらしい地帯が100mほど続く。他パーティに追いつくと、なんとトレースは俺たちのテン場から少し先で無くなっていて、低木地帯はラッセルだったという。ファック!おいしそうな(?)ラッセルだったのに!気を取り直して他パーティとラッセルを交代。「どーせトレースあるだろ」とワカンをテントに残置してきたのでツボ足ラッセル。
ツボ足でせいぜい膝上なのでワカンなしでもいけたが、持ってくればよかったと後悔する。約1〜2ピッチラッセルすると後からスノーシュ二人組が追いついてきて、一瞬でぶち抜かれる。なんだあの早さは!?以降全力で飛ばすも長塀山まで全然追いつけなかった。全然展望の効かない長塀山に着き、引き返す。テントに帰り雪上訓練。デッドマンが意外なほど効いてびっくりする。スノーバーやアイスハンマ埋めはだめだめだった。とにかく要踏み固め。

12月29日 快晴のち曇りのち雪
 昼すぎから天候が悪化することは分かっていたので、とっととピークを踏んで下りたい所だが、黒岩は相変わらずはっきりしない。無理してもしょうがないだろうということでテントキーパーを任せて上級生3人で出発。長塀山から先はそこら中にでかい窪地があり、かなり分かりにくい。とはいえペイントや赤布は豊富なので、慎重さを失わなければ迷うことはないだろう。俺たちは弾丸トレースをツボ足で追うので迷いようがない。樹林が切れるとすぐそこに蝶が岳(南峰)が見える。昨日の先行パーティは文字通り森林限界ギリギリにテントを張っている。どうやらモルゲンロートをカメラに収めるのが狙いだったようだ。確かにここは写真野郎には最高のテン場だ。稜線に上がった途端、ものすごい強風。ゴーグルをしておけば良かったと後悔する。頂上で写真を撮ってさっさと下山開始。テントを回収し一路徳沢へ。下りで「黒岩、膝はどうや?」「はあ、まあ…」「痛いのか?」「まあ…痛い…かな?」ラスト100mほどでトレースの隙間に凍った木の根っこが出てきてペースが落ちる。アイゼン出しても良かったが、もう小屋も見えていたので強行突破。トレースを無視して尻セードしたり…。松田も膝が痛いと言いだし、二次合宿は渡嘉敷と渡辺の二人だけですることになった。
 ガチガチのトレースを釜トンネルに向けて歩く。二次の二人は大正池の便所周辺でテントを張ろうと思っていたが、疲れたので八右衛門沢の先でテントを張る。水は沢から取る。松田と黒岩はそのまま下山。

29日の時間と、反省雑感は後ほど…

(記:渡辺)